Le régiment H ─ル・レジマン・アッシュ─

台湾・高雄市から土方歳三と榎本武揚を想いつつ、幕末と江戸時代ににまつわる話題を書いています。

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アンヴァリッド ─パリの幕末スポット─

このところ、史跡・幕末スポット巡りレポしか書いていなかったので、海外ネタを書くのは久しぶりです。
今回のネタはパリの軍事博物館(アンヴァリッド)です。
ここは実はちょっとした幕末スポットなのです。

先日、ままこっちさん主催の鍋オフに参加した時に、ままこっちさんにパリの軍事博物館にブリュネが着ていたような軍服がたくさん展示されているとお話したのですが、時間がなかったのと、わたしが口下手なので詳しく話せませんでした。
なので、この場でアンヴァリッドについて語ってみます。

アンヴァリッド(les Invalides)は日本語では「廃兵院」と訳されます。
ここは17世紀にルイ14世が創設した傷病兵を受け入れる施設で、1789年7月14日にパリの民衆がここから武器を持ち出して、バスティーユ襲撃に向かいました。

現在は世界有数の規模の軍事博物館があり、併設のドーム教会にはナポレオン1世が埋葬されています。
1863年にオランダ留学への途についていた釜さん@榎本武揚がナポレオンが没したセント・ヘレナ島に寄港した時には、ナポレオンの遺体はすでにアンヴァリッドに埋葬されていたので、釜さんはパリに行った時にアンヴァリッドのナポレオンの墓に詣でたかもしれません。

軍事博物館には古代から現代にかけての武器や軍事的資料が数多く展示されています。
わたしは2002年9月にここを訪れました。
長年の「ベルサイユのばら」及び「三銃士」ファンなので、ターゲットは物語の舞台の17世紀及び18世紀の展示でした。
あと、ベルばらつながりでナポレオン1世に関する展示も見学しました。
ナポレオンが使っていたベットがやたらと小さいのが印象的でした。

フランス・イタリアを20日以上かけて周遊した旅の最後の日に、アンヴァリッドに行ったので、長旅の疲れがどっと出てしまい、背もたれがやたらと高い円いソファが博物館の各所にあったので、広大な博物館を何度も休憩しながら見学してました。
自分の興味がある時代の展示は何とか気力を出して見ましたが、後の時代はスルーしてしまいました。

19世紀後半の軍事関連の展示室で覚えているのは、写真の展示が登場したことと(クリミア戦争で初めて写真報道が行われたそうです)、やたらと売るほど当時の軍服が展示されていたことです。
幕末に興味を持ち、フランス軍事顧問団の存在を知ってから、アンヴァリッドにならブリュネが着ていたフランス軍の本物の軍服が展示されているに違いないと思いました。
フランスには去年も行ったので、なんで軍事博物館にリベンジしなかったんだろう…と後悔しました(^_^;)

アンヴァリッドには直接幕末に関連するものが所蔵されています。
1864年の下関戦争の際に、フランス軍が戦利品として持ち帰った長州藩の大砲です。
現在残っている大砲3門のうち、1門は貸与の形で長州(下関)に返還されましたが、残りは今でもアンヴァリッドにあるそうです。
アンヴァリッドの中庭や建物周辺に大砲が飾ってあるので、その中にあるのでしょう。
今年、フランス・イギリス・オランダ・アメリカに持ち帰られた長州の大砲の行方を追った本が刊行されたそうですが、気になりつつも未読です。

フランスの博物館・美術館のミュージアムショップはグッズだけなく書籍の品揃えが充実しているところが多く、アンヴァリッドもその一つです。
ナポレオンの墓のある場所柄、ナポレオン関連の書籍が多いですが、ここなら、19世紀のフランス軍人と日本人との交流をフランス側から書いた書籍が置いてありそうです。

ちなみにルイ14世の時代(17世紀)からナポレオン3世の時代(1871年まで)の展示室は現在改装中で、2008年に再オープン予定です。
でも、フランスのことですから、多分予定通りにはオープンしないでしょう。(モネの「睡蓮」で知られる、パリのオランジュリー美術館の改装工事も予定より大幅に遅れたので…)
再オープンされた暁にフランスを再訪したいです。
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*Comment

 

先日はお疲れ様でした~
いやあ私は海外は米国本土以外行ったことがないので、いつか欧州渡航してみたいと思います。歴史の古い町並みを歩くだけでも感動しそうですね!
ブリュネの手紙を原文で読めたら、凄い!と思いますよっ♪
  • ままこっち 
  • URL 
  • 2006年12月30日 21時08分 
  • [編集]

 

>ままこっちさん
先日は色々とありがとうございました。

欧州の魅力は、長い歴史を訪れた人の目で直に見られて、実感できるところでしょう。
渡欧して、あちこちの街(町)で古い建物が数多く残されているのを見ると、日本はあまりにも古い建物を大切にしなさすぎると身にしみて感じます。
欧州に比べて今の日本に古い建物が少ないのは、震災や戦災で焼失しただけでなく、古くなったから壊そう、建て替えようという傾向が欧州より強いからだと思います。

それは置いといて、ままこっちさんもいつか渡欧する機会を作って、行って見てくださいね。
日本と違って、短期間に劇的に街並みが変わらないので、その点では安心です。

ブリュネの手紙は、一部が掲載された本からコピーしてきて、土方さんの「陸軍奉行並」がフランス語ではどんな言葉になっているか確かめたことがあります。
そのことは今年中にこのブログに書けなかったので、来年はぜひ書きたいです。
  • まやこ 
  • URL 
  • 2006年12月30日 23時31分 
  • [編集]

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Author:まやこ
2月27日生まれのうお座・AB型

舞台や展覧会を観るのが好きで、仏蘭西と西洋史をこよなく愛する歴女です。(や○い・BLは好きではないので、腐女子ではないようです(笑)

2006年の元旦に「新選組!!土方歳三最期の一日」を見たのがきっかけで新選組副長、土方歳三のファンになり、幕末の世界に足を踏み入れ、全身どっぷり漬かっています。
土方歳三だけでなく、榎本釜次郎武揚、小栗上野介忠順、中島三郎助も贔屓にしています。
彼らの足跡を追って、山の奥や海の彼方にも行きました。

ブログのタイトルは仏蘭西語です。意味と由来はこちらをご覧ください。

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結婚に伴い、長年住んでいた武州多摩郡某村(甲州道中沿い)から武州久良岐郡(横浜市南部)に引っ越したが、2014年6月に夫の仕事の都合で台湾南部の高雄市に住むことになりました。

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