Le régiment H ─ル・レジマン・アッシュ─

台湾・高雄市から土方歳三と榎本武揚を想いつつ、幕末と江戸時代ににまつわる話題を書いています。

Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  • [No Tag]

講談と地図と演劇と

昨日、久しぶりに日野市立新選組のふるさと歴史館に行ってきました。
行ったのは5月以来です。(ブログには書いていませんが…)
今は「絵図から見える江戸と日野」という特別展が開かれています。

出かける前に、久しぶりに歴史館のサイトをチェックしたら、午後から「新選組の講談を楽しむ会」という催しが開かれるというので、すぐ申し込みを電話をかけました。
講談を聴くのは初めてです。
見に行く日に偶然こういう催しがあったのはラッキーでした。

講談の演目は一龍齋貞友さんによる『局長 近藤勇』、一龍齋貞山さんによる『副長 土方歳三』です。
わたしは講談についてはほとんど知りませんが、上記の演目はどうやら講談師の方のオリジナルのようでした。
貞友さんによると講談は「ノンフィクションでもフィクションでもないセミフィクション」だそうなので、内容に史実と違う点があってもなるべく気にせず聴きました。
でも、オリジナルゆえか講談の内容に少々まとまりがないように感じられました。
特に貞山さんは本編の前に山内一豊の講談のさわりを披露されたので尚更です。
でも、案外楽しめたので、新宿末広亭で講談師が出演す興行がある時に行ってみたいです。(新宿末広亭は落語以外にも色々な演芸の興行があって面白いです)

思いがけず講談を楽しんだ後、特別展を見ました。
わたしは地図が大好きなので(いつか地図ネタの記事をアップしたいです)、ガラスケースにへばりつくようにして展示を見ました(笑)
主な展示内容は、江戸時代の絵図、東海道と甲州道中の道中図、絵図に描かれた日野宿、現在は日野市になっている村の絵図です。

江戸時代の絵図では今やわたしの愛読本「嘉永・慶応 江戸切絵図」(人文社)に収録されている、尾張屋板江戸切絵図の実物が見られたのが嬉しかったです。
展示されていた尾張屋板の絵図は「内藤新宿千駄ヶ谷辺図」です。
(内藤新宿は甲陽鎮撫隊が出動前に宴会をした甲州道中の最初の宿です)

東海道の絵図(折本「五十三次細見図」)に合わせて、井上松五郎(井上源三郎の兄で八王子同心)が文久3年(1863年)に14代将軍徳川家茂の上洛に供奉した際に書いた「井上松五郎日記」が紹介されていました。
旅の日記には上様と自分たちがその日に泊まった場所、宿場や道中の名物(例えば安倍川もち)が書かれています。
将軍の上洛に際して、あまりにも同行者が多かったのでしょうか、宿場町の宿だけでなく、近隣のお寺に泊まる場合もあったそうです。
井上松五郎日記は井上源三郎資料館で売っているのを見たので、その時に買えばよかったかも…と思いました。

また、甲州道中を往来した数少ない大名家の一つ、高遠藩内藤家が(今は桜の名所として知られる)高遠城から、甲州道中を経由して、神田小川町の江戸屋敷に至るまでのルートマップが展示されていました。
地図に甲州道中沿いのわたしの地元の地名があるのを確認したのは言うまでもありません(笑)
また、先日歩いたばかりの、小仏峠~小原宿~与瀬宿も確認して、昔はあんなに険しい道を歩いていたのか…と思いました。

現在は日野市になっている村の絵図は程久保村(わが母校の山向こうだ~)と、(南)平村のがありました。
程久保は今では山を切り開いた傾斜地にずらりと家が建ち並んでいますが(高幡不動~多摩動物公園駅行きの電車から見えます)、昔は多分、小野路と同じような里山の風景が広がっていたんでしょうね…

「絵図から見える江戸と日野」展は無料でしたが、地図スキーにはたまらない内容でした。
来年の2月から特別展「新選組 京都の日々」が開催されるそうなので、今から楽しみです。

それから、中央線に乗って、阿佐ヶ谷まで移動しました。
歳さんの最期を描いた、劇団750ccの公演「Days」を観るためです。
この舞台は某SNSの幕末コミュで知りました。

この先は歳さんファンではなく、演劇ファンとしての感想です。

会場の「阿佐ヶ谷アートスペース・プロット」は客席30ほどの小さなスタジオです。
こんなに小さなハコで舞台を観たのは本当に久しぶりでした。
小さなハコゆえ、舞台と観客との距離がとても近く、舞台装置が一切ないシンプルな舞台でした。
登場人物も歳さん、釜さんこと榎本武揚、市村鉄之助、架空の新選組隊士(勇さんとダブルキャスト)、箱館の女医の5人だけです。
この舞台の歳さんは「死にたがり」で(ーー;)、明らかに「燃えよ剣」の影響を受けた脚本でした。
舞台観劇歴の長いわたしは内容もさながら、役者の演技に対する姿勢が気になりました。
舞台と客席が近いので、ダイレクトに役者の熱演は伝わってきましたが、頻繁に役者が素に戻ってしまい、役者同士で内輪ウケしてしまっているのが、ものすごく目に付きました。
わたしは舞台に立つとその役柄に成り切る…というより、その役柄として舞台に生きる俳優のファンなので、頻繁に素に戻ってしまう役者は正直いただけませんでした。
小さなハコでの公演とは言え、チケット代を払って観に来ている観客がいるからには、役者は自分を忘れ、その役に精いっぱい成りきって演じてほしいです。半端に役者の素を出すのは勘弁です。
特に幕末ものの舞台は、その役柄に対して思い入れの深い人が観に来る場合が多いので尚更です。
ちなみに釜さん役の役者(わたしのごひいきの役者と名字が一緒でした)が、一番役に徹していました。
劇団の主宰の方、もしこのブログをお読みになって、気を悪くされたら申し訳ありません。
でも、これがわたしの正直な感想です。(公演後のアンケートにも書きましたし…)

幕末ものの本格的な舞台が上演される機会があったら、観に行きたいです。
差しあたっては宝塚宙組の龍馬の舞台「維新回天・竜馬伝!」でしょうか。
  • [No Tag]

*Comment

コメントの投稿

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

*Trackback

トラックバックURL
http://regimenth.blog55.fc2.com/tb.php/87-a1b3cf6c

ご案内

プロフィール

まやこ

Author:まやこ
2月27日生まれのうお座・AB型

舞台や展覧会を観るのが好きで、仏蘭西と西洋史をこよなく愛する歴女です。(や○い・BLは好きではないので、腐女子ではないようです(笑)

2006年の元旦に「新選組!!土方歳三最期の一日」を見たのがきっかけで新選組副長、土方歳三のファンになり、幕末の世界に足を踏み入れ、全身どっぷり漬かっています。
土方歳三だけでなく、榎本釜次郎武揚、小栗上野介忠順、中島三郎助も贔屓にしています。
彼らの足跡を追って、山の奥や海の彼方にも行きました。

ブログのタイトルは仏蘭西語です。意味と由来はこちらをご覧ください。

もし記事の内容に間違いを見つけましたら、鍵付コメントか下のメールフォームにてご指摘ください。
本文に全く関係のないコメント・トラバは見つけ次第即削除します。
WEB拍手のコメント返しは、拍手をいただいた記事につけます。

結婚に伴い、長年住んでいた武州多摩郡某村(甲州道中沿い)から武州久良岐郡(横浜市南部)に引っ越したが、2014年6月に夫の仕事の都合で台湾南部の高雄市に住むことになりました。

ブログランキングに参加中!

↓一日一押しお願いします♪

にほんブログ村 歴史ブログ 幕末・明治維新へ

日々のつぶやき

最近の記事

月別アーカイブ

西暦をクリックすると、その年の月別リストが表示されます。

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

ブログ内検索

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。