Le régiment H ─ル・レジマン・アッシュ─

台湾・高雄市から土方歳三と榎本武揚を想いつつ、幕末と江戸時代ににまつわる話題を書いています。

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横須賀で仏蘭西気分?

今日は足を伸ばして横須賀まで行ってきました。
横須賀に行くのは初めてです。
お目当てはヴェルニー公園と2006年よこすか開国祭の「開国パレード」です。

今回の記事はフランスかぶれの本領を発揮しているので、その辺りをご了承の上、お読みくださいませ。
(例によって画像はクリックすると大きくなります)
パルク・ヴェルニー

武州多摩郡の東端の自宅から横須賀まで行くのに、約2時間かかりました。
行く前に電車の経路を調べて、私鉄だけ使う一番安いルートで行こうとしました。
ところが、横浜駅で京急に乗ろうとしたら、京急が事故の影響で遅れていました。
横浜から汐入駅までの駅数を見たら、普通電車に乗ったら、相当時間がかかりそうだったので、急遽JR横須賀線に乗りました。
それでも横浜駅からJR横須賀駅まで各駅電車で40分くらいかかりました。
偶然にも今日の「ぶら○途中下車の旅」は横須賀線の旅だったそうです。
それはさておき、目的地まで2時間近くかかると「ちょい旅」です。

まずは今日のお目当てのヴェルニー公園に行ってみました。JR横須賀駅のすぐ近くです。
公園から横須賀本港が一望できます。
同じ港でも、函館や江差とは全然違う眺めです。(当たり前なんですが)
軍艦が停泊する港を見たのは初めてなので、見ていて飽きませんでした。
2時間かけてここまで来た甲斐があった、わたしにとっては非日常的な眺めでした。
横須賀の港

この画像(写真)に写っているのはアメリカ海軍横須賀基地(ベース)です。
基地内では幕末に横須賀製鉄所の施設として建造された、日本最古のドライドッグが現役で使われています。
「横須賀製鉄所」と書きましたが、製鉄だけする工場ではなく、造船と船の修理をする施設です。
明治時代に入ってから、海軍工廠になり、現在はアメリカ海軍が使用しています。

それからヴェルニー記念館に入館しました。
ヴェルニー(フランソワ・レオンス・ヴェルニー)は幕末に来日し、横須賀製鉄所の建設に尽力したフランス海軍の技術者です。
ここには横須賀製鉄所で稼動していたスチームハンマー2台が展示されています。
スチームハンマーとは蒸気(スチーム)を動力として、ハンマーを持ち上げて、落下させ、加熱した金属素材(鉄)に打撃を加えて鍛造作業を行う機械です。
このスチームハンマーは1665年にオランダのロッテルダムで製造されて、日本に輸入され、10年前まで、約130年間稼動していました。
下の写真は上から見下ろした3トンハンマーですが…
とにかく大きく、デジカメの視野に収まりきれません。
3トンスチームハンマー

これには触ることができませんが、スチームハンマーが動く仕組みを示す体感型の装置や模型が置いてありました。

写真には撮りませんでしたが、ヴェルニー記念館の建物はフランス北西部、ブルターニュ地方の建築様式を取り入れています。
ヴェルニーが東アジアに来る前は、ブルターニュ地方の軍港都市、ブレストの海軍工廠に勤務していたからです。(ちなみに横須賀市とブレスト市は姉妹都市です)
なので、館内のヴェルニーについての説明板にフランス語表記がされていて、フランスかぶれとして泣かせました。(日本語の説明に書いていないことが仏語の説明に書いてあったりしました)
また、館内にはこの人の存在なくしては横須賀製鉄所は出来なかった…小栗上野介の肖像が掲げられ、小栗さんに関する書籍(絶版本も!)が書棚に並べられていました。

記念館を一通り見学してから、炎天下の中、公園を散策しました。
ここはヴェルニーの故郷、フランスにちなんで、フランス式庭園です。
でも、去年の9月に、フランスのヴォー・ル・ヴィコント城で究極のフランス式庭園を見た目には、ハッキリ言ってヴェルニー公園は物足りませんでした(苦笑)
でも、公園内の薔薇園の薔薇がフランスで改良された品種ばかり、というこだわりが泣かせました。
今日は開国祭の一環として、公園の一角(京急汐入駅寄り)にステージが設けられていて、パフォーマンスが繰り広げられていました。

公園のほぼ中央に位置する開明広場には小栗さんとヴェルニーの胸像が並んであります。
胸像はもちろん、横須賀製鉄所のドライドッグの方を見つめています。
横須賀の小栗上野介の胸像 ヴェルニーの胸像
小栗さんの胸像は、菩提寺の東善寺にあるものより、全然状態がよくありません。(顔がよくわからない…)
大正11年に造られたそうなので、長い年月の間に酸性雨にあたったりして風化してしまったのでしょう(汗)
わたしが胸像の写真を撮っているときから、胸像の前の広場では何やらイベントの準備をしていましたが、しばらくするとダンスパフォーマンスが始まって、一気に広場がにぎやかになりました。
小栗さんもヴェルニーもさぞかし驚いたことでしょう(笑)

炎天下の公園を歩き回ってバテる前に、公園内のカフェレストラン「コルセール(CORSAIRE)」でランチにしました。
ここでブルターニュ地方の伝統的郷土料理、ガレット(Galette)を頂きました。
ガレットはそば粉のクレープで、主食として食べます。(ちなみに甘い具のクレープは食後のデザートとして食べます)
わたしが注文したガレットの具は卵、ハム、チーズ、トマトです。
ホントはフランスで食べたいガレット

画像では美味しそうに見えますが、味はそれなりでした。
ガレットの左のカップに入った飲み物は、りんごの発泡酒、シードルです。
フランスのシードルは日本のものより味が濃厚で美味しいです。
ヴェルニーもブレストにいた頃は、きっとガレットとシードルでランチしていたでしょう(笑)

ランチの後、開国パレードが始まるまで時間があったので、入館無料なのをいいことに、再びヴェルニー記念館に入って、映像プログラム『横須賀製鉄所を育てたまち ―スチームハンマー・近代化遺産・現在のヨコスカ』を見ました。
スチームハンマーが解体されて、ヴェルニー記念館に展示されるまでの過程も紹介されていました。それによるとハンマーが大きいため、ヴェルニー記念館の建設中にハンマーを建物内に設置したそうです。

それから、ヴェルニー公園を通り抜けて、開国パレードが通る横須賀中央通りに行きました。
途中、どぶ板通りを通りました。
ヴェルニー公園ではフランスの風を感じましたが(笑)、ベースに近いどぶ板通りは今でもアメリカの香りが漂っていました。
日中はスカジャンの店が目立っていましたが、夜になると通りの雰囲気がかなり変わりそうです。

開国パレードは三笠ビルの前で見ました。
日陰でしたが、暑い中、かなり歩いたのもあって、立っているだけでクラクラしてきました(苦笑)
パレードはままこっちさんAkiさんも見に来られたそうです。(お目にかかりたかったです…)
すでにお二人のブログにパレードの画像がアップされていますが、わたしも何枚かアップしてみます。
2006年開国パレード開始!

まずは歴史衣装隊のパレードです。
こちらは「横須賀開国甲冑隊」です。
このグループは滝野川新選組まつりで初めて拝見しましたが、本拠地でもお目にかかることができました。
横須賀開国甲冑隊

アイズ・リーダーズ・アソシエーション扮する白虎隊です。
なぜ横須賀に白虎隊が…と思いましたが、横須賀市と会津若松市は友好都市だそうです。
白虎隊(アイズ・リーダーズ・アソシエイション)

そして、横須賀の街にも「誠」の旗がひるがえりました。
日野市職員新選組パレード&エルプロダクツです。
歴史衣装隊の中で、このグループの殺陣が一番見ごたえがありました。
わたしの立っていた位置から、殺陣のパフォーマンスが遠かったので、追いかけていって写真を撮りました(笑)
日野市職員新選組パレード隊&エルプロダクツ 殺陣は見ごたえあり!

北條手作り甲冑隊

「北條手作り甲冑隊」です。
その名の通り、甲冑を手作りされたそうで、遠目から見るとまるで本物と見まごうかのような出来です。
でも、あの暑さの中、甲冑を着こんで行進するのは大変そうです。

パレードの第2部でよこすか開国祭のイメージキャラクター、ぺリリンとオグリンが登場です。
ペリリンはかのペリー、オグリンは小栗さんのことです。
ペリリンとオグリン

立体化(着ぐるみ)になると可愛くなくなるキャラもいる中で、この二人は着ぐるみになっても結構イケてます(笑)
小栗さんもまさかご自分の直系子孫(小栗かずまたさん)の手で、こんなに可愛いキャラクターになるとは思ってもみなかったでしょうね…

話は反れますが、わたしはかつて「週刊少年ジャンプ」の読者だったので、小栗かずまたさんがジャンプに連載していたマンガは知っています。(でも、ちゃんとは読んでいません)
でも、まさか小栗上野介の直系子孫だとは…
わたしは東善寺のサイトでこのことを知りましたが、佐幕派幕末ファンなら周知の事実なんでしょうか。
ペンネームも小栗家に代々受け継がれた名前「又一」をもじっているのですね。

フロート「ロアノウク号」

オグリンとペリリンの後に登場したフロート「ロアノウク号」です。
ロアノウク号は小栗さんが日米修好通商条約批准のために渡米した際に乗ったアメリカ軍艦の一つです。
小栗さんが監察として加わっていた遣米使節一行は横浜からポウハタン号で、ハワイを経由してサンフランシスコに渡り(ここで護衛艦の咸臨丸とお別れ)パナマまで行きます。
当時はパナマ運河がなかったので、汽車で大西洋側まで出て、そこからロアノウク号でワシントンに向かったのです。
そして、ニューヨークからナイアガラ号で大西洋、インド洋を経て、日本に帰国しました。(詳しくは東善寺のサイトでどうぞ)
パレードの実況ではきちんとロアノウク号について説明していました。

その後、マーチンングバンドのパレードを途中まで見ました。
第七艦隊音楽隊

その中でアメリカ第七艦隊音楽隊が迫力があって、カッコ良かったです。
やはりアメリカ人は日本人と体格差があるな…とその前に演奏していたチームと比較してしまいました(苦笑)

パレード見物の後は、横須賀中央駅近くのYYポート横須賀で、実家へのお土産に横須賀海軍カレーのレトルトを買いました(笑)
YYポート横須賀には迷うほど、色々な種類の横須賀海軍カレーのレトルトが売っていました。
その他にカレー味のサブレや、オグリン&ペリリングッズもありました。
わたしは天邪鬼なので(苦笑)、今回はランチにガレットを食べましたが、また横須賀に来たら、その時は海軍カレーを食べてみたいです。

ほのかにフランスの風を感じられる横須賀、結構気に入りました。
11月に日米親善ベース歴史ツアーと、ヴェルニー・小栗祭があるので、どちらかに行って横須賀再訪を画策中です。
この頃にはヴェルニー公園の薔薇も咲いているので、フランス産の薔薇を愛でたいです。
  • [No Tag]

*Comment

 

オグリン誕生秘話は、よこすか開国祭サイトを見てから私も知りました。
まさか直系ご子孫の作なんて、ねぇ(笑)。

パレードの日は暑かったですね!
ま、天気が悪ければ行かないつもりだったんですけど(苦笑)。
まやこさんさんともどこかですれ違っていたかも…お会いしたかったです。
TBありがとうございました。
こちらからもさせて頂きますね♪
  • Aki_1031 
  • URL 
  • 2006年09月13日 12時30分 
  • [編集]

 

まやこさん
暑い中お疲れ様でした~
我が家は歴史衣装隊のみの見学だったので、大通りにいたのはわずか1時間弱(汗)最後まで見届けたまやこさん、えらいっ!!v-82
海軍カレーなんですけど、日本のカレーの発祥は帝国海軍なんですね、それで横須賀から、ということで。
TBしますね♪
  • ままこっち 
  • URL 
  • 2006年09月13日 22時51分 
  • [編集]

 

>Akiさん
ジャンプの元読者として、ジャンプ編集部は小栗さんが幕臣の子孫だと知っていたんだろうかと思ってしまいます。

わたしもAkiさんにぜひお会いしたかったです。
いつかはお目にかかれる機会を作りたいです。

>ままこっちさん
わたしもパレードはマーチングパレードの途中までしか見ていません。
その後は本文に書いた通り、横須賀海軍カレーを買ったり、喫茶店で休憩したり、再び夕暮れのヴェルニー公園に行ったりして、のんびりしてました。

カレーはこのところ、ランチでインドカレーを食べることが多かったので、久しぶりに帝国海軍生まれの日本風カレーが食べたいですv-374
  • まやこ 
  • URL 
  • 2006年09月13日 23時55分 
  • [編集]

すごく調べて書いているんですね! 

初めまして。同じようなタイトルのブログを書いているページを検索していたら出逢いました。遠方からいらして、歴史にはお詳しいのですね。私は学生時代さっぱり・・・だったのですが、稚拙ながら地元ネタで開国祭やヴェルニーのことも書いています。新撰組はかっこいいので今度見てみようと思います。良かったら私のブログも訪問してくださいね。
よろしく(*^_^*)
http://tukkisrabi.at.webry.info/200804/article_3.html
  • 三浦あぼりじに 
  • URL 
  • 2008年04月14日 23時27分 
  • [編集]

>三浦あぼりじにさん 

この度はコメントありがとうございます。
1年半前に書いた記事ですが、力を入れて書いたものなので今でも読んでもらえると、とてもうれしいです。

横須賀には全く縁がなかったのですが、2年前に幕末史に興味を持つようになってから、足を運ぶようになりました。
26日には浦賀で開催される「咸臨丸フェスティバル」に行くつもりです。
三浦あぼりじにさんは横須賀市にお住まいだそうですが、咸臨丸フェスティバルに行かれたことはありますか?

このブログはちょっとマニアックな幕末史ネタを扱っていますが、今後、横須賀について書くかもしれませんので、これを機会にお付き合いいただけると幸いです。
  • まやこ 
  • URL 
  • 2008年04月15日 21時36分 
  • [編集]

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  • 2008年04月16日 23時35分 
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  • 2008年04月17日 08時51分 
  • [編集]

>鍵付コメントをされた方へ 

今日、そちらのコメントに気づきまして、先程メッセージをお送りしました。
よろしくお願いいたします。
  • まやこ 
  • URL 
  • 2008年04月20日 18時27分 
  • [編集]

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よこすか開国祭と中島三郎助さんのお墓参り

9月だというのに、この真夏のような暑さは一体どーゆーこと?!熱中症で倒れるかと思いましたよ~。大人計画フェスティバルに行かれた方々はぶっ倒れませんでしたか?(笑)荒川良々の寄席はどーだった?面白かったのかなぁ…知りたいよーぅ。真夏の日差しの中、よ....

よこすか開国パレードに行ってきた。

行くかどうか微妙だったんですが、天気も良かったのでチビッコと2人で「よこすか開国パレード」に行ってきました。今日は午前中、保育園のイベントがあったので、午後3時のパレード開始20分前に横須賀中央に到着、結構

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プロフィール

まやこ

Author:まやこ
2月27日生まれのうお座・AB型

舞台や展覧会を観るのが好きで、仏蘭西と西洋史をこよなく愛する歴女です。(や○い・BLは好きではないので、腐女子ではないようです(笑)

2006年の元旦に「新選組!!土方歳三最期の一日」を見たのがきっかけで新選組副長、土方歳三のファンになり、幕末の世界に足を踏み入れ、全身どっぷり漬かっています。
土方歳三だけでなく、榎本釜次郎武揚、小栗上野介忠順、中島三郎助も贔屓にしています。
彼らの足跡を追って、山の奥や海の彼方にも行きました。

ブログのタイトルは仏蘭西語です。意味と由来はこちらをご覧ください。

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WEB拍手のコメント返しは、拍手をいただいた記事につけます。

結婚に伴い、長年住んでいた武州多摩郡某村(甲州道中沿い)から武州久良岐郡(横浜市南部)に引っ越したが、2014年6月に夫の仕事の都合で台湾南部の高雄市に住むことになりました。

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