Le régiment H ─ル・レジマン・アッシュ─

台湾・高雄市から土方歳三と榎本武揚を想いつつ、幕末と江戸時代ににまつわる話題を書いています。

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「黒龍の柩」再読了&最近買った本

移転から間が開いてしまいました。
このブログに書きたいネタは山ほどありますが、以前にも書いたようにわたしは夏の暑さが大の苦手で、いつもに増して頭が働かなくなるゆえ、サイトやブログの更新のペースが落ちてしまいます。
基本的に毎日更新を目指しているブログではないので、その辺りご了承くださいませ…

ところで、先日、箱館行きの時から再読していた「黒龍の柩」を読了しました。

「黒龍の柩」はわたしが初めて読んだ、新選組(というより歳さんが主役)の小説です。
去年、年も押し迫った頃、わたしも好きな海外のある歴史上の人物のファンの知人が「日本人にもこんなにカッコいい人がいる!」と勧めてくれたのが「黒龍の柩」でした。
それからすぐ、元旦に「組!!」を見て、"土方歳三ってカッコいい~!"と思うようになり、タイミング良く地元の古本屋で「黒龍の柩」の文庫版をを見つけたので、読んでみました。
池田屋事件から話が始まるので、当時は全くの新選組初心者だったわたしにはわからないことばかりで、「組!!」のムックを副読本にして読みました。
「黒龍~」の恐ろしく切れ味の鋭い歳さんに魅了され、その後「燃えよ剣」を読み、すっかり歳さんの虜になってしまい、今に至ります。

初心者だった頃でも、「黒龍~」はかなり大胆な設定を取り入れていると思いましたが、この半年間に歳さんが主役の小説、新選組本、幕末関連の本を読みまくり、改めて「黒龍~」を読むと、この作品が歳さんが主役の小説として、いかに異色か実感しました。

まず、"史実を基にしている"のではなく、"史実の間隙を縫った”フィクションである点です。特に下巻ではその傾向が顕著です。
史実(とされている)歳さんの足跡を知れば知るほど、こういう展開もありなのか~!と強く思います。
史実では近藤さんの死後、ひたすら北上している歳さんが、この小説では江戸に戻ったり、蝦夷地に渡ったかと思ったら、本土に戻って○○公(←一応伏字)の護衛をしたりと縦横無尽に動き回っているんですから!

また、史実ではそりが合わなかったとされる、歳さんと山南さんが「黒龍~」では深い友情で結ばれていて、山南さんが歳さんに指し示した考えが、歳さんの縦横無尽の活躍につながっています。
初めて読んだ新選組小説が「黒龍~」だったので、その後に読んだ新選組小説(「燃えよ剣」など)で歳さんと山南さんが対立していると、違和感を覚えてしまいます。(普通は逆なんでしょうが…)

新選組小説では登場することが少ない(登場しても名前だけ?)の、小栗忠順や村垣範正が歳さんと絡む場面が多く、重要な役割を果たしています。
初めて読んだ時は小栗さんや村垣さんについて全く知りませんでしたが、小栗さんに関しては「上州権田村」に隠棲したという点から興味を持ち、実際に権田村に行ってしまいました。(この項は別記事を作成中です)

「黒龍~」の土方はあれこれ考えすぎという意見もあるようですが、わたしはこんな歳さんも(フィクションでは)ありだと思います。
何より、死に場所を求めてではなく、ある夢のための実現のために蝦夷地に行こうとする、ポジティブなところに強く惹かれます。

更に土方歳三、新選組、幕末について色々と本を読んだり、ゆかりの地に行ってみてから、「黒龍の柩」を読んだら、また違った読後感が出てくるでしょう。

今はこのブログでお勧めされた「孝明天皇と『一会桑』 幕末・維新の新視点」を読んでいます。
新選組に関する記述は皆無ですが、わたしはいわゆる「薩長史観」に染まっていないので、意外にすんなり読めています。

また、この数日にこれだけ幕末関連の本を買いました。(すべて古本です)

「幕臣たちと技術立国─江川英龍・中島三郎助・榎本武揚が追った夢」(佐々木譲)
「大江戸曲者列伝 幕末の巻」(野口武彦)
「夜明けの雷鳴 医師高松凌雲」(吉村昭)
「新撰組捕物帖 源さんの事件簿」(秋山香乃)

果たして読めるのか?と思いつつも、本棚に手が伸びてしまいます。
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*Comment

 

「黒龍~」実は読んだことありません。……切腹?(笑)
感想が賛否で真っ2つに割れるらしい状況を聞いたことがあったので、
いまだに躊躇しています(苦笑)。
こーゆーのもアリかな?というのが、自分の中で許容できる範囲内なのかどうか
試されるようでちょっと怖いし、もし納得いかない内容だったら
ボロクソに言ってしまいそうで、それも怖い。。。(苦笑)

源さん事件簿はかっるく読めるので楽しいですよ~♪
秋山さんの描くイバハチは最高にカッコイイですv-343
  • Aki_1031 
  • URL 
  • 2006年08月15日 12時39分 
  • [編集]

 

>Akiさん
「黒龍~」は以前からの新選組及び土方さんファンにとっては、Akiさんも書かれているように自分の中の許容範囲を試されるような、変化球の作品だと思います。
何しろ、土方さんの行動が他の新選組、土方さんが主役の小説とは、全然違います。
わたしは初めて読んだ時は、史実の新選組や土方さんに関する知識が皆無だったので、ほとんど違和感なく読み進めましたが、史実を知っている人ほど、こういう展開ってあり?と思うでしょう。
でも、「夢のために生きて闘う」土方さんに共鳴できるなら、この作品を受け入れることが出来ると思います。

源さんの事件簿はイバハチが登場する話まで読みました。
御家人言葉を話す彼、いい感じですね~
実はAkiさんのブログの「征西日記」の記事を毎回楽しみに読んでいます。
続きが待ち遠しいです。
  • まやこ 
  • URL 
  • 2006年08月15日 23時28分 
  • [編集]

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まやこ

Author:まやこ
2月27日生まれのうお座・AB型

舞台や展覧会を観るのが好きで、仏蘭西と西洋史をこよなく愛する歴女です。(や○い・BLは好きではないので、腐女子ではないようです(笑)

2006年の元旦に「新選組!!土方歳三最期の一日」を見たのがきっかけで新選組副長、土方歳三のファンになり、幕末の世界に足を踏み入れ、全身どっぷり漬かっています。
土方歳三だけでなく、榎本釜次郎武揚、小栗上野介忠順、中島三郎助も贔屓にしています。
彼らの足跡を追って、山の奥や海の彼方にも行きました。

ブログのタイトルは仏蘭西語です。意味と由来はこちらをご覧ください。

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結婚に伴い、長年住んでいた武州多摩郡某村(甲州道中沿い)から武州久良岐郡(横浜市南部)に引っ越したが、2014年6月に夫の仕事の都合で台湾南部の高雄市に住むことになりました。

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