Le régiment H ─ル・レジマン・アッシュ─

台湾・高雄市から土方歳三と榎本武揚を想いつつ、幕末と江戸時代ににまつわる話題を書いています。

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久しぶりに買った本

このところ、節約のため、幕末関連本は図書館や知人から借りて読むことが多かったですが、自分の手元に置いておきたい本を、ここ1ヶ月の間に定価以下で買いました。下の写真に載せた本です。
「消えずの行灯 本所七不思議捕物帖」(誉田龍一)
「アラミスと呼ばれた女」(宇江佐真理)
「陽が開く時 ─幕末オランダ留学生伝─」(東秀紀)
20090611214010

これらの本の共通点は「榎本釜さんが重要なサブキャラとして登場する」ことです。
「消えずの行灯」は以前ご紹介した通り、釜さんは主人公の学友として登場しますが、完全に主人公を食っています(笑)
ミステリーですが、事件の謎解きがわかっても、何度読んでも楽しめる作品です。
釜さんファンは必読です☆

ちなみに「消えずの行灯」の作者は現在、「小説推理」誌上で「麻布七不思議」にちなんだ新シリーズを書いているそうです。
謎を解き明かすのが何と小栗忠順、勝麟太郎、福沢諭吉だそうです!
ハッキリ言って、とても仲悪そう…というか全然ウマの合わない面子です(汗)
一体、どんな話なのやら…?

「アラミスと呼ばれた女」は、以前ぐだぐたと文句を書きましたが、釜さんがヒーロー(爆)のヒストリカルロマンスは後にも先にもこの作品しかない(と思われる)ので、手元に置いておきたくて、文庫版がBOOKOFFに落ちてたのを見計らって買いました。
でも、表紙のイラストのセンスのなさ、勘弁してほしいです。ハードカバー版の方がずっとよかったです。

時系列としては「消えずの行灯」→「アラミスと呼ばれた女」ですが、これらの小説に登場する釜さんを比べると、本当に同一人物なんだろうかと思ってしまいます(笑)

「陽が開く時」は幕末オランダ留学生の一人、中島兼吉が主人公です。
釜さんは中島の良き理解者として描かれいて、「武揚伝」のかなり理想化された釜さんに近い人物像です。でも、「消えずの行灯」のように主人公を食ってはいません。

この小説では、中島がオランダに留学した当初に暮らした、ライデンの街並が事細かに描かれています。
ライデンで、中島は現地の女性と恋に落ち、やがて二人の間には子供ができます。(これは史実です)
バターヴィアでの運命的な出会い、ライデンでの再会、深まりゆく仲、そして別れ…
その辺りがきっちりと書かれているので、ヒストリカルロマンスと言っても過言ではありません。
ヒストリカルロマンスとしては「アラミスと呼ばれた女」より上質だと思います。
オランダに旅行する前にこの小説を読んだので、ライデンで中島の下宿先のある界隈を歩いた時は「ここを兼吉とマリー(相手の女性)が歩いてたのね~」とうっとりしてました。

ロマンスはさておき、幕末オランダ留学生、しかも職方の視点から描かれた小説は多分この作品しかないと思われます。
明らかにフィクションなエピソードもありますが、わたしは小説ならこれもありかなと思って読みました。
文庫化されて、もっと多くの人に読まれてほしい作品の一つです。

今は地元の図書館で借りてきた「大江戸リサイクル事情」(石川英輔)、「オールコックの江戸 初代英国公使が見た幕末日本」(佐野真由子)を読んでいます。
石川氏の一連の本を読むと、江戸時代の日本が同時代のヨーロッパより遥かに安定した社会だったかよくわかります。
また、「オールコックの江戸」の著者が、オールコックゆかりの高輪・東禅寺(初めてイギリス公使館が置かれた場所)で講演するのを高輪図書館で知り、応募してみましたが、外れてしまいました(苦笑)

この調子で今後も、バリバリ幕末・江戸本を読んでいくつもりです☆
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*Comment

NoTitle 

榎本さんの本は、あまり読んだこと無いので読んでみたいですね。
小栗さんと勝さんと福沢さんが解き明かすんですか。
一度読みたくなりました。
幕末の本情報ありがとうございます!
  • 勇春 
  • URL 
  • 2009年06月13日 19時45分 
  • [編集]

>勇春さん 

榎本さんの本は、あまり読んだことがない方には本文でも言及している「武揚伝」(佐々木譲)という小説がお勧めです。
文庫で全四巻の長編ですが、読みやすい文章です。
少しですが、土方さんも登場します。
また「麻布七不思議」シリーズは、今のところ単行本にはなっていないそうです。

幕末の本は新選組以外にもたくさん刊行されているので、一生かかっても読みきれないと思っています(笑)
  • まやこ 
  • URL 
  • 2009年06月13日 22時07分 
  • [編集]

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まやこ

Author:まやこ
2月27日生まれのうお座・AB型

舞台や展覧会を観るのが好きで、仏蘭西と西洋史をこよなく愛する歴女です。(や○い・BLは好きではないので、腐女子ではないようです(笑)

2006年の元旦に「新選組!!土方歳三最期の一日」を見たのがきっかけで新選組副長、土方歳三のファンになり、幕末の世界に足を踏み入れ、全身どっぷり漬かっています。
土方歳三だけでなく、榎本釜次郎武揚、小栗上野介忠順、中島三郎助も贔屓にしています。
彼らの足跡を追って、山の奥や海の彼方にも行きました。

ブログのタイトルは仏蘭西語です。意味と由来はこちらをご覧ください。

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結婚に伴い、長年住んでいた武州多摩郡某村(甲州道中沿い)から武州久良岐郡(横浜市南部)に引っ越したが、2014年6月に夫の仕事の都合で台湾南部の高雄市に住むことになりました。

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