Le régiment H ─ル・レジマン・アッシュ─

台湾・高雄市から土方歳三と榎本武揚を想いつつ、幕末と江戸時代ににまつわる話題を書いています。

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和蘭旅行記 番外編 ハーグでのトラブル  

海外を旅行している時に、トラブルやハプニングに見舞われることはよくあります(苦笑)
たいていは日本との文化・習慣の違いから起こることが多いです。
わたしも、6年前に初めて海外一人旅したイタリアで、日本では考えられない事態にたびたび遭遇しました。

世界中の情報がWEBやテレビを通してたくさん入り、旅行先の国についてある程度調べることができる21世紀の今でさえそうなのですから、1860年代にオランダに留学した人たちは、オランダでの生活を始めた当初、日本とは全く違う世界でさぞかし色々なトラブルやハプニングに見舞われたに違いありません。
日本では簡単に解決できても、異国ではなかなか解決できないこともあります。

前置きが長くなりましたが…
今回のオランダでの旅でも、トラブル&ハプニングに見舞われました。
海外に限らず日本でも起こりえることでしたが、この手のトラブルは全くの想定外でした。

何とソフトキャリーケースにつけていたダイヤル式の錠前が壊れてしまいました。

三けたの数字のダイヤルを自分で決めた暗証番号に合わせるタイプでしたが、暗証番号に合わせても開かなくなってしまったのです。
ハーグ滞在二日目(9月14日)の朝、ホテルを出て街に散策に行く前、キャリーケースに荷物をしまう際に鍵をかけましたが、その時に何かの拍子で錠前のダイヤルが壊れてしまったようです。
(ちなみにわたしはホテルの部屋に置いていくキャリーケースには必ず鍵をかけてから、外出します)
その日の夜、インドネシア料理店でテイクアウトした食事を食べる前に、キャリーケースを開けようとしたら、錠前が動かないのに気づきました。

貴重品は常に身につけていて、街歩きに必要な資料や(身につけている分も含めて)二日分の衣類はキャリーケースの外に出してありましたが、キャリーケースの中にデジカメや携帯電話の充電器が入っていたのて、どうしても錠前を開けなくてはいけません。
初めは地道にダイヤルを回して番号を組み合わせてみましたが、暗証番号だけでなく、どの数字の組み合わせでも錠前が開きません。

ダイヤルの数字全部組み合わせてもダメなんて信じられない~
涙こそ出ませんでしたが、内心半泣きでした(昔のわたしなら本当に泣いてました)。
一つずつ数字を合わせる地味な作業に精神的に疲れたのと、この状況から一時的でも逃避したかったので、1時間程ソファの上で毛布にくるまって寝ました(苦笑)
でも、目が覚めてから、この状況を何とかしないと、今後の旅に差し支えると思い、色々考えてみました。

まず、旅先でトラブルが発生した時の連絡先として控えていた、海外旅行保険(ジェイアイ傷害保険)のサービスセンターに電話してみました。
ジェイアイの海外旅行保険では、海外で何かトラブルがあった時に、日本語によるアシスタンスサービスが受けられます。
アムステルダムのサービスセンターはすでに時間外だったので、時間外の受付先になっていたパリのセンターに電話してみました。(後で請求される国際電話の料金が怖い…)

「キャリーケースの錠前が開かなくなったので、ハーグ市内で錠前を壊したり、売っているところを教えてくれないか」と日本人の係員に尋ねたら、「こちらではそのような情報を持っていない。ホテルのフロントに聞いてみた方がいい。ホテルなら以前にトランクの鍵を壊した経験があるかもしれない。」と言われてしまいました。
電話を切ってから、確かにその通りだと思いました。今思えば、あの時は半ばパニック状態だったので、日本人にすがりたくなったのでしょう。
どうしてホテルのフロントに電話しなかったのか、と旅行慣れしている方は思うでしょうが、わたしには英語で電話できるほどの会話力がないのと(汗)、部屋にフロント直通の電話がなかったからです。

錠前をよく見てみたら、意外と錠前のU字状のワイヤー部分が細いのに気づきました。
この位の細さならペンチで切断できるかもしれないと思いまいた。
別記事に書きましたが、わたしの部屋はフロントとは別棟の日本式4階の屋根裏にあり、部屋に出入りするのに幅の狭い長い階段を昇り降りするしかありません。
フロントで錠前を壊してもらうために、キャリーケースを持って階段を昇り降りするのは極力避けたかったので、自力で壊せるなら壊してみようと決意しました(笑)
はじめはホテルの近くのスーパーでペンチを買おうかと思ったのですが、ペンチならホテルのフロントで貸してくれるだろうと思い直し、翌朝、借りることにしました。

翌日(9月15日)は朝からアムステルダムに行き、アンネ・フランクの家、アムステルダムの国立博物館、レンブラントハウスを見てから、知人のKさんと夕食をご一緒する予定でした。
でも、アムスに行くのは錠前を壊してからにしようと思い、翌日の計画を練り直しました。
色々考えた末に、見るのに時間がかかりそうな国立博物館をパスすることにしました。
こんな時、一人旅でよかったと思います。同伴者がいたら、迷惑かけまくりです。

翌朝の朝食後、ホテルのフロントからペンチを借りました。
「ペンチ」では絶対通じないと思ったので、"steel wire cut"と単語を並べ(笑)、金属製のワイヤーをカットできるものを貸してほしいと頼みました。
そしたら、はじめはそれでは通じず、フロントのお姉さんは普通のはさみを持ってきたので、「それではない」と言ったら、ペンチに似た工具を持ってきました。でも、それでは錠前のワイヤーは切れそうにありません。
「それでもない」と言ったら、フロントのお姉さんは工具箱を持ってきてくれました。この配慮はとても助かりました。おかげで工具箱の中からペンチを見つけることができました。

フロントの人に礼を言ってから、リビングでテレビを見つつ、錠前のワイヤーの切断に取り掛かりました。
ワイヤーに対してペンチが小さかったようで、ワイヤーに傷はつけられてもなかなか切れず、手が痛くなりました(苦笑)
でも、1時間近くかかってようやく切断できました。
この時こそ、自分で自分を誉めたい!と思ったことはありませんでした(笑)
人間、切羽詰れば何でも出来るものですね…
何とか錠前を壊し、キャリーケースを開けることができたので、アムスに行くことができました。

切断後、大き目の安全ピンを錠前代わりにしました。
機内持ち込み用のナップザックのファスナーにつけるために持ってきていたものですが、キャリーケースの錠前代わりにするとは思いませんでした。
でも、安全ピンでは心もとないので(特に空港で荷物を預けた後が心配)、代わりの錠前を買わなくては、でもどこで売ってるんだろう?と思ってましたが、あっさり解決しました。

翌日(9月16日)、ハーグ市内を散策する前に、ホテルのすぐ近くの通りで工具店を見つけました。
前々日にハーグ市内を散策した時は、日曜日のため店が休みだったようで気づかなかったのです。(オランダでは飲食店以外は日曜日休みの店が多いです)
ここなら、錠前を売ってるに違いない!と思い、店内を探したら、店員のいるレジカウンターの後ろに南京錠を売っているのを見つけました。買ったのは言うまでもありません。

旅行先での盗難系のトラブルは想定して、様々な対策を立てていましたが、錠前が壊れるのは全くの予想外でした。
これからは海外旅行に行く時は、キャリーケースの予備の錠前を持っていくつもりです。
  • [No Tag]

*Comment

 

まやこさん、こんばんは。

思わぬハプニングでしたね。
でも、ご自分で対処できるなんてすごいですv-425
やっぱり今までのご旅行の経験がものをいうんでしょう。私だったら、数時間思考停止してしまうこと間違いなしです(^^;

そういえば、幕末の留学生たちもオランダ到着前から麻疹にかかったり、船が難破したりとトラブルの連続でしたね。

私は昔イタリアへ旅行した際、エアコンが壊れていてフロントに電話したら、「窓を開けてください」と言われたことがありました(笑)




  • 香音里 
  • URL 
  • 2008年10月04日 01時11分 
  • [編集]

 

>香音里さん
コメント返しが遅くなり、申し訳ありません。

本文に付け加えたんですが…
錠前が開かないとわかった時は、1時間ほど思考停止してしまいました(苦笑)

香音里さんの、イタリアのホテルでの話は、いかにもイタリアらしさが出てますね。
わたしは6年前のイタリア旅行ではパリからヴェネツィアに入り、フィレンツェ、ローマと南下しましたが、南になるほど、人がアバウトになっていき、その分、ハプニング発生率が高くなりました(苦笑)

オランダ留学生のトラブルですが、『幕末オランダ留学生の研究』によると、留学生の皆さんはたびたび風邪引いてます。
ハーグやライデンは江戸に比べると寒いので、気温差に体がついていけなかったのかもしれません。
また、榎本釜さんは留学中に骨折(どこだか忘れましたが)もしてます。
異国での体調不良は本当に大変だったと思います。
  • まやこ 
  • URL 
  • 2008年10月05日 20時34分 
  • [編集]

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まやこ

Author:まやこ
2月27日生まれのうお座・AB型

舞台や展覧会を観るのが好きで、仏蘭西と西洋史をこよなく愛する歴女です。(や○い・BLは好きではないので、腐女子ではないようです(笑)

2006年の元旦に「新選組!!土方歳三最期の一日」を見たのがきっかけで新選組副長、土方歳三のファンになり、幕末の世界に足を踏み入れ、全身どっぷり漬かっています。
土方歳三だけでなく、榎本釜次郎武揚、小栗上野介忠順、中島三郎助も贔屓にしています。
彼らの足跡を追って、山の奥や海の彼方にも行きました。

ブログのタイトルは仏蘭西語です。意味と由来はこちらをご覧ください。

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結婚に伴い、長年住んでいた武州多摩郡某村(甲州道中沿い)から武州久良岐郡(横浜市南部)に引っ越したが、2014年6月に夫の仕事の都合で台湾南部の高雄市に住むことになりました。

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