Le régiment H ─ル・レジマン・アッシュ─

台湾・高雄市から土方歳三と榎本武揚を想いつつ、幕末と江戸時代ににまつわる話題を書いています。

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和蘭旅行記 2008年9月14日(日) 本編其ノ弐

「2008年9月14日(日) 本編其ノ壱」の続きです。

オランダ政府観光局のサイトに掲載のハーグの地図はこちらです。

午前11時過ぎにマウリッツハウスに入場し、2時間以上かけてじっくり鑑賞して、さすがにお腹がすいたので、プレインに向かいました。
プレイン…佐々木譲氏の『武揚伝』をお読みになった方ならピンと来たでしょうが、『武揚伝』で榎本釜さんや留学生がビールを飲んだ広場です。
プレインはマウリッツハウスのすぐ近くにあり、今は広場の地下に駐車場がありますが、広場の周りにはカフェやレストランが立ち並んでいます。
どの店に入ろうか迷いましたが、外のテラスに客が多く、英語メニューがある店を選びました。

わたしはスモークサーモン&クリームチーズのブローチェ(サンドイッチ)とビールを注文しました。
ビールはハイネケンを飲みたかったのですが、銘柄が選べませんでした。
下の右側の写真でわたしが持っているグラスに"Grolsch"と書いてありますが、これはビールの銘柄の一つだそうなので、これを飲んだのかもしれません。
プレインで食べたブローチェ(サンドイッチ)  プレインでドロンケンしましたw

『武揚伝』では釜さんたちは初めのうち、プレインのカフェで前払いを要求されましたが、140年後の今は、日本人女性が一人で入っても何も言われませんでした。
下宿先を探したり、マウリッツハウスを歩き回って疲れたのか、1杯のビールでドロンケンになりました(笑)
念願の「プレインでビールを飲んでドロンケン」できて、幸せでした…

それから、マウリッツハウスのすぐ近くにある、ハーグ市歴史博物館に行きました。
19世紀のハーグの街の絵や写真を見たかったからです。
ここでミュージアムカードを使う予定でしたが、9月13、14日とオランダ全土がオープン・モニュメント・デイ(普段は非公開の歴史的建造物やモニュメントが見られる日)で、この博物館は入場無料になっていました。そのためか、館内は結構混んでいました。
ハーグの街そのものより、オランダの歴史に関する展示が中心で、オランダの歴史には疎いわたしには理解できないものがありました。

その中で、わたしの目を引いたのは17世紀中ごろのバタビアを描いた絵です。
バタビア(現在のジャカルタ)はオランダの東方貿易の中心地で、江戸時代の日蘭の交易はバタビア経由で行われ、釜さんたち留学生もオランダに行く途中に寄港しています。(というより、難破した釜さんたちが助け出された後、行ったのがここなのですが)
17世紀中頃は、江戸幕府はすでに「鎖国」政策を取っていたんだよね…とその絵を見ながら思いました。
また、バタビア関連の品々が展示されていましたが、見学しているオランダ人の会話に耳を傾けていると(オランダ語が聞き取れるわけではないんですが)、どうやら「バタビア」ではなく「バタヴィア」であることがわかりました。

でも、わたしが見たかった19世紀のコーナーがクローズされていました(涙)
入場無料だからまだよかったものの、これで普通にチケットを買って入場していたら、納得いかなかったでしょう。
仕方ないので、ミュージアムショップで、幕末の最初の遣欧使節団が謁見した国王ウィレム3世の肖像画のポストカードと、ハーグ市内のアール・ヌーボー建築ガイドを買いました。
オランダ留学生の下宿先を探している時に、ハーグ市内にアール・ヌーボー建築が意外に多いのに気づいたのですが、やはりガイドが発行されていました。
このガイドについているハーグの中心部の地図がとても重宝しました。

ハーグ市歴史博物館であまり時間を取らなかったので、ここから程近いブレディウス美術館に行きました。
ブレディウス美術館は19世紀末にマウリッツハウスの館長を勤めた人物の個人コレクションが展示されていますが、マウリッツハウスで小さくとも煌めく宝石のような作品の数々を見た目には、ブレディウス美術館の展示は物足りませんでした。
また、19世紀?の部屋の調度品や家具も展示されていましたが、かつてパリのカルナヴァレ博物館で超ボリュームのある展示を見たことがあるので、これまた物足りなく感じました。
休憩できる部屋に、この美術館や他の美術館の展示目録があったので、パラパラと見てみました。
その中で目を引いたのは、風車を描いた絵を集めた画集です。
風車はオランダの象徴と言っても過言ではありませんが、この画集を見ていかに風車が昔から日常の風景の中に溶け込んでいたか実感しました。
見学者がほとんどいなかったので、トイレをゆっくり使えたのは助かりました(大汗・見ている途中で具合が悪くなってしまったのです)

それから、手持ちのガイドブックに載っていて気になっていた、ランヘ・フォールハウトのアンティーク市に行ってみました。
ランヘ・フォールハウトは東京で言えば、代々木公園(NHK寄りのイベント広場がある方)に雰囲気が似ていました。
アンティーク市は毎週木・日曜日(10月~3月は日曜のみ)に開かれるそうです。
ランヘ・フォールハウトのアンティーク&古本市
わたしはアンティークよりも古本を売っているブースに目が行きました(笑)(日本と同じ…)
そこで、19世紀後半のハーグの写真が多く載っている本を探してみました。
思った以上に、ハーグの街並が釜さんたちオランダ留学生が暮らしていた頃と様変わりしていたのを下宿先巡りで感じ、またハーグ市歴史博物館で19世紀のハーグの写真を見られなかったので、どうしても19世紀後半の写真を見たかったのです。
店じまいの時間(午後5時)が近づいていて、片付け始める店が多い中、何度も古本屋ブースを往復しました。
そして、店じまいしかかかっている店でついに求めていた本を発見しました!
店主のおじさんが少しまけてくれました(笑)
欲しかった本が見つかったので、アンティークのブースも見ましたが、午後5時を過ぎていたので、ほとんど店じまいしてました。

それから一休みして、ホフフェイファ(池)の周りを散策しました。
ホフフェイファのほとりにマウリッツハウスや、ビネンホフ(議事堂)が建っています。
池の向こうのビネンホフを眺めつつ、あの御仁たちも同じ眺めを見つつ、散策したに違いない~と萌えました(笑)
(日本では幕末の人が見たのと同じ建物を見ることってほとんどできませんよね…)
こちらではすっかり秋の気配が漂い、秋が好きなわたしはいい時期に来てよかった!と思いました。
下の写真は左からホフフェイファから見たマウリッツハウス、ビネンホフの全景、ビネンホフの一部分です。
ホフフェイファ(池)から見たマウリッツハウス  ビネンホフ全景  ビネンホフ(部分)

そしてビネンホフの中にある、騎士の館に行きました。
ビネンホフは13~17世紀に建築された建物の集合体で、騎士の館はその中で一番古い建物です。
ここで、9月16日にオランダ女王が国会開会宣言をされます。
煉瓦造りの風格のある建物に圧倒されました。
騎士の館の正面はまるで教会のようで、見る人が見れば「まるでドラクエの世界」と思うかもしれませんw
騎士の館(正面)  騎士の館
でも、騎士の館を含め、ビネンホフは今も国会記事議事堂を始め、政府機関として使われているので、内部はガイドツアーでしか見学できません。
でも、ガイドツアーは電話のみの受付なので、電話での英会話がほとんどできないわたしはどうしよう…と思いました(汗)

一度、ホテルに戻って一休みしました。
ビネンホフからホテルまで歩いて15分ぐらいでしょうか。
しばらく休んでから、夕食を調達しに再び外に出ました。
今回の旅行はあまり金銭的に余裕がないので、夕食は出来る限り買ってきたものをホテルの部屋で食べて、安く上げようと思ったからです。

頼みの綱の「アルベルト・ハイン」は日曜日は午後6時で閉店なので、テイクアウトできそうな店を探しました。
ホテルの近くの通りに、テイクアウトできるインドネシア料理の店を見つけましたが、その後中心部をフラフラ歩いてみましたが、それ以外に何かテイクアウトできそうな店がなかなか見つかりません。
歩いているうちに、釜さんの下宿近くの中華街まで来てしまいました。(ここはホテルからはちょっと離れてます)

でも、日没でだんだん外が暗くなってきたので、このままフラフラしているのもまずいと思い、結局最初にに見つけたインドネシア料理でテイクアウトしました。
人気店なのか、狭い店内に料理をテイクアウトする人が並び、イートインも混んでいました。
メニューはオランダ語オンリー(!)でしたが、テイクアウトしている人の様子を伺い、おかず2種類とご飯を選べるメニューがあるのがわかり、ショーケースの中から、チキンのカレー炒めと青菜の炒め物に白いご飯を選びました。

オランダには、旧植民地だったインドネシア料理のレストランがあちこちにあります。
バリ島に行ったことがある方なら、インドネシア料理がどんなものかおわかりかと思います。
(でも、バリが好きな人が多い割には、日本にはインドネシア料理店が少ないような…)
個人的にはインドネシア料理は目新しかったですが、思いのほかわたしの口に合いました。

ホテルに戻ってから、夕食を食べる前にとんでもないことに気づきました!
それは次の日まで引きずったので、別記事にて書きます。

この先続く…
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まやこ

Author:まやこ
2月27日生まれのうお座・AB型

舞台や展覧会を観るのが好きで、仏蘭西と西洋史をこよなく愛する歴女です。(や○い・BLは好きではないので、腐女子ではないようです(笑)

2006年の元旦に「新選組!!土方歳三最期の一日」を見たのがきっかけで新選組副長、土方歳三のファンになり、幕末の世界に足を踏み入れ、全身どっぷり漬かっています。
土方歳三だけでなく、榎本釜次郎武揚、小栗上野介忠順、中島三郎助も贔屓にしています。
彼らの足跡を追って、山の奥や海の彼方にも行きました。

ブログのタイトルは仏蘭西語です。意味と由来はこちらをご覧ください。

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結婚に伴い、長年住んでいた武州多摩郡某村(甲州道中沿い)から武州久良岐郡(横浜市南部)に引っ越したが、2014年6月に夫の仕事の都合で台湾南部の高雄市に住むことになりました。

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