Le régiment H ─ル・レジマン・アッシュ─

台湾・高雄市から土方歳三と榎本武揚を想いつつ、幕末と江戸時代ににまつわる話題を書いています。

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和蘭旅行記 2008年9月13日(土) 其ノ弐

「和蘭旅行記 2008年9月13日(土) 其ノ壱」の続きです。

9月13日(土) 成田→オランダ・スキポール空港→ハーグ

約12時間で飛行機は無事にスキポール空港に到着しました。
窓からちらりと平坦な土地が見えると、ついにオランダに来た!という気持ちが大きくなりました。
榎本釜さんをはじめとするオランダ留学生はオランダに到着までに324日かかりましたが(途中で時間がかかったのもあります)、わずか1日でオランダに着いてしまい申し訳ないという感じでした。

入国審査も簡単に済み、預けた荷物もすんなりと出てきました。
直行便なのでロストバゲージの心配は少ないとはいえ、荷物があっさり出てきてホッとしました。
キャリーケースに取り付けていたネームプレートには、土方歳三資料館で頂いた歳さんのシールを貼りました。これを見ると、歳さんと一緒に旅している気分になれました(笑)

WEBであらかじめ情報を仕入れていたので知っていましたが…スキポール空港はとにかく広いです。
到着フロアに出て、広さに圧倒されました。(本当の広さは帰りの便に乗る時に実感しました)
まず、ハーグ市内の地図を買おうと思い、書店に入りましたが、見つかりません。
大荷物を持ってウロウロするのも危険で迷いそうなので、さっさとハーグ市内に移動する方が得策だと思い、オランダ鉄道の自動券売機でハーグ中央駅行きの列車のチケットを買いました。

でも、自動券売機で列車のチケットを買ったのはこれが最初で最後でした。
というのも、オランダ鉄道の自動券売機では小銭が使えてもお札が使えず、カードもマエストロカード(マスターカードが運営しているデビットカード)かオランダ国内のデビットカードしか使えないことがほとんどです。
スキポール(空港)駅の自動販売機ではVISAカードが使えたので、それで買いましたが、ハーグ中央駅、ライデン中央駅ではCDが使えなかったので、窓口で購入しました。窓口購入だと1枚0.5ユーロ手数料がかかります(汗)

空港の到着フロアから、地下1階にあるスキポール駅のホームにはエレベーターやエスカレータでダイレクトで降りられるので楽です。
オランダだけでなく、他のヨーロッパの国の列車の駅と同じく、改札がない代わりに、チケットに打刻する機械があります。
打刻しないともし検札が来た時に注意(もしかしたら罰金を取られる可能性あり?)されるので、絶対に押さないといけません。
わたしは何度し忘れそうになり、ホームから打刻機械まで引き返したことがたびたびありました。(この時もそうでした・汗)

スキポール駅はどことなくウィーンの地下鉄の駅に雰囲気が似ていました。
オランダもウィーン(オーストリア)もゲルマン系だからでしょうか。
パリの地下駅とは明らかに雰囲気が違いました…

スキポール駅に5分遅れで入線したハーグ中央駅行きのスネルトレイン(準急)に乗りました。
スキポール駅からハーグ中央駅まで40分弱です。
スネルトレインは二階建てなので、もちろん眺望の良い二階の席に座りました。
座席は体格の大きいオランダ人に合わせて作られているのか、わたしにはゆったりしてました。

地下から列車が外に出て、初めてオランダの風景を見た時、蝦夷地─正確には新千歳空港~札幌間の風景に似てる!と思いました。
空の高さ・広さや乾いた空気の感じ、街並がどことなく似通っています。
北海道と違うのは、運河が多いことでしょうか。
それに牧場の多いこと! あちこちで草を食む牛や馬、羊が見られました。
釜さんはきっと、石狩の原野の未来をオランダの大地に重ねたに違いないと思いました。

途中、ライデンを経由して、ハーグ中央駅に到着しました。
この駅の近くにかつて、幕末の遣欧使節団やオランダ留学生が宿泊したオテル・ド・ベルビューがありましたが、現在ではありません。
某旅行サイトで見て知ってましたが、ハーグ中央駅はかなり広いです。
でも、すぐにストリッペンカールトが買える窓口を見つけ、ストリッペンカールトを購入しました。
ストリッペンカールトはオランダ全土(アムステルダム、ロッテルダム、ハーグ、ユトレヒト、マースリヒトの各市内)のトラム・バス・メトロで使用できる回数券です。
ここでも駅内の書店を覗きましたが、ハーグ市内の地図は見つかりませんでした。

駅近くのトラムの停留所からトラムに乗り、これから4泊するホテルに向かいました。
日本でオランダ語に苦戦しつつハーグ市の交通局?のWEBサイトで調べたおかげで、目的地に向かうトラムに無事乗ることができました。
ハーグのトラムは車内に次の停留所の名前が表示され、アナウンスしてくれるので助かりました。(日本ではこれが当たり前ですが、ヨーロッパではそうではないのです)
トラムは広い通りだけでなく、中心部の割と細い通りをくねくねと通って行ったので、かなり車体が揺れました。

ホテルの最寄の停留所までトラムで10分弱でした。
わたしが泊まるホテルは、停留所のすぐ近くにありました。
"Hotel 't Centrum"(ホテル・セントルム)、二つ☆のホテルです。下はホテルの全景です。
ハーグで泊まった「ホテル・セントルム」

ホテルの地上階がレストランになっているのは知ってましたが、ホテルの入口なのかレストランの入口なのかわからず、しばらくホテルの前でウロウロしていたら、中からホテルのフロントの女性が出てきてくれました。
でも、長旅で疲れていたので、フロントの人に日本から来て、このホテルに予約していることを英語で上手く伝えられませんでした(汗)
また、WEBの予約メールを見せて、鍵を受け取ってチェックイン終わりかと思ったのですが、パスポートナンバーを書かされ、CDでホテルの料金を前払いさせられたりと、わたしには予定外のフロントの対応が続き、少々パニくってしまいました。

フロントの人に建物の入口と部屋の入口の二つの鍵を渡されました。
鍵は建物・部屋ともとても開けづらい代物でした。
以前宿泊したパリ、ウィーンのホテルの部屋の鍵が開けづらく大変でしたが、ハーグのホテルの鍵はそれに匹敵する開けづらさでした。
でも、ハーグ滞在最終日までには何とか開けるコツをつかみました(笑)
わたしの部屋はフロントとは隣りの別棟(地上階がホテルのレストランとは別のカフェ)の四階(というより屋根裏部屋)にありました。
上のホテルの写真では、黒い屋根に窓が4つついてる建物です。
エレベーターはなく、幅の狭い長い階段でしか行けません。
重さ10キロを超える荷物を手で持ち上げながら階段を昇ったので、肩がこってしまいました(苦笑)
でも、オランダ留学生も下宿先でこんな階段を昇ったかも…と思いがんばりました。

ホテルの部屋は「リノベーションしていない分、料金がリーズナブルなアパートメントタイプの部屋」を予約しましたが、思った以上にあちこちボロかったです(笑)
後ほど別記事に部屋の画像をアップしますが、写真では結構まともに見えるのが笑えます。
でも、部屋が広く(わたしの家よりも!)、ビックリしました。
ツインベッドの置かれた寝室に、大きなソファとシングルベッドのあるリビングルームがありました。
ベッドは3つ、でもわたしは一人、ここで何をすればいいの?と「河童が覗いたヨーロッパ」(わたしの愛読書)の妹尾河童さん状態になりました(笑)
屋根裏なので斜め向きのリビングの窓からは、ハーグの街並が見えました。
ハーグのホテルの窓からの眺め
午後6時半でもまだまだ外は明るいです(日没は午後8時頃でした)
リビングから続くキッチンにはカウンターと、大き目の冷蔵庫、電子レンジ、コーヒーメーカー、ガスオーブン、食器一式がありました。
また、WEBサイトではシャワーのみになっていましたが、実際にはバスルームに大きなバスタブがあったのがうれしかったです。

オランダに到着してずっとハイハイテンションだったので、少しでも落ち着くために電子レンジでお湯を沸かし、日本から持ってきた粉末緑茶を飲んで、一休みしました。
ハーグ、ライデンのホテルにお湯が沸かせる設備があるとあらかじめわかっていたので、緑茶と卵スープを持参しましたが、異国で緑茶を飲むと本当に落ち着きました。

しばらく休憩した後、夕食を調達しにホテルの近くにあるスーパーマーケット「アルベルト・ハイン」に行きました。
「アルベルト・ハイン」は日本で言えば「西友」のような食料品中心の庶民派スーパーです。
後で聞いた話では何とオランダ女王も「アルベルト・ハイン」でお買い物されるそうです。(日本では考えられない!)
海外旅行の楽しみの一つはスーパーマーケットを見て回ることですが、ここでも時と疲れを忘れて店内をグルグルしました(笑)
夕食として、夜なので割引されていたベーコンサンド、プレーンヨーグルト、リンゴ1個、カモミールティー(ティーパック)、ミネラルウォーターを買いました。
ホテル近くの「アルベルト・ハイン」は日曜日以外は午後10時まで開店していたので大助かりでした。

ホテルに戻って、リンゴの皮をむき、卵スープを作って、夕食にしました。
海外のホテルライフの楽しみの一つはテレビを見ることなので(笑)、テレビをつけたら映画「仮面の男」がオランダ語字幕つきで放映されていました。
「仮面の男」は映画館で上映された当時、ダルタニャンを演じた俳優、ガブリエル・バーンのファンになり、彼見たさに映画館に二桁通った(笑)思い出深い映画ですが、まさかハーグで「仮面~」を見ようとは思いもしませんでした。
何度も見ているのでストーリー展開は熟知してましたが、夕食を食べつつ最後まで見ました。

こうして、ハーグ最初の夜は更けていきました…

(和蘭旅行記 2008年9月14日(日)へ続きます)
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*Comment

 

「仮面の男」を見ながらのお夕食!
なんか幸せそう・・・
ヨーロッパのTVでは、意外と高確率で「仮面の男」を
放映している気がします。私も何度か見ました(笑)
キッチンのついたホテル、一度も泊まったことが
無いので、あこがれてます。
実際に泊まったとしても、どうせ何も料理など
しないでしょうが・・・
私もスーパーマーケット大好きですので、
美味しい惣菜を買い込んで、さっと調理し、
ワインかビールを開ければ幸せいっぱいです。
特に野菜は、日本であまり見ないものもありますし、
作るとしたら、サラダかな?
  • ダック 
  • URL 
  • 2008年09月29日 21時10分 
  • [編集]

 

>ダックさん
ダックさんもヨーロッパのホテルで「仮面の男」をご覧になったことがあるんですね!
ジェレミーアラミスを見て、ダックさんを思い出しました。
キッチンではリンゴの皮をむいたぐらいで、料理らしい料理をしませんでした(笑)
いずれ本文にも書きますが、カウンターとシンクがオランダ人仕様でわたしには高すぎました(苦笑)

「アルベルト・ハイン」ではお惣菜はあまり売ってませんでした。
レンジでチンすれば出来る料理は売ってましたが、一人で食べるには量が多すぎたので買うのをあきらめました。

お酒はハイネケンが日本では考えられないほど安値で売ってましたが、一人の夕食で飲んだら、そのまま酔いつぶれて朝まで寝てしまいそうと思い、ホテルの部屋では飲みませんでした。
その代わり、昼間に飲んだり(笑)、人と会った時に飲みました。

引き続き、コメントお待ちしてます♪
  • まやこ 
  • URL 
  • 2008年09月29日 22時07分 
  • [編集]

行ってみたいな ヨーロッパ 

まやこさんの 其ノ弐 を読ませていただいて、
旅行記の醍醐味というか、うまく言えませんが、旅行されているまやこさんの「文学風味」が出ているなぁ~と勝手に感じたりしております。
それに つづきものの文章を書いた経験のある人間ならば この文書量と記録の詳細さにも頭がさがることでしょうね。
交通事情の話題にしても、ホテルの居住空間の話題にしても読んでいてまず楽しいですし、繰り返しになりますが、勉強になりました。
オランダ人の体格がイイというところで、司馬先生が描かれていた「オランダ人も昔は小さかった、それでも・・・云々」というような書き出しの、現在の立派な体躯を獲得したオランダ人の努力を称えるような文章のことを思い出したりしました。
また、僕はアメリカ西海岸と南の島しか知らないのですが、スーパーマーケットの買い物はいいですよね。いろんな人がいるし、なによりお金を節約できますし。アメリカもビールが安かったですが、それからすると日本は高すぎですよね~。
  • くぼひさじ 
  • URL 
  • 2008年10月11日 06時56分 
  • [編集]

 

>くぼひさじさん
わたしの文章に「文学風味」が出ているとのこと。
そう仰っていただけると、この先のレポを書くにあたり、非常に大きな励みになります。

旅行中はカフェで休憩したり、夜ホテルの部屋でくつろでいる時に、ミニサイズのノートにその日の出来事を詳細に書いていました。

ところでオランダ人は昔は小さかったのですか!
幕末のオランダ留学生と関わりのあったオランダ人の写真を見てみると、確かに今のオランダ人ほど大きくないように思えます。
オランダ人の体格に関する司馬遼太郎の文章は「街道をゆく」シリーズに書かれたものなのでしょうか。

スーパーはその国の生活が垣間見えるのがいいですよね。
オランダのスーパーはチーズ売り場が広かったです。
ヨーロッパの他の国では、オランダほどはチーズの売り場は広くなかったので、オランダではいかにチーズが食べられているか感じました。

またのコメント、お待ちしています。
  • まやこ 
  • URL 
  • 2008年10月11日 18時37分 
  • [編集]

こんばんわ 

まやこさん こんばんわ。
コメント返信いただき、ありがとうございます。

なるほどぉ~、ミニサイズのノートに休息のタイミングで記録ですか。やはりそうでしょうね、この詳細な文章はそれくらいしておかないと書けませんよね。

スーパーのチーズ売り場の専有面積の広さというのも、やはり訪ずれた方ならではの情報ですね。

さて、オランダ人の体格の話ですが、ご明答です☆
司馬先生の「オランダ紀行:街道をゆく」で読んでまして、じつは今こちらに訪問して上のまやこさんのおたずねを見たばかりで、「えぇと、あれどこでよんだかなぁ?」と一瞬考えた後、「そうだ!こんなときこそネット検索ではないか!」と思い、「司馬 オランダ人 体格」の3ワードでググルと、いやぁ~ありがたいものですねぇ~、私と同じ文章を読んでらした方が、その部分を引用してくださってます。他人のふんどしで申し訳ございませんが、下記URLで見えるページの下側、
2005/01/20 の tomoki y.さんの文章をご参照くださいませ。では、では!

http://www.kanshin.com/keyword/6546


  • くぼひさじ 
  • URL 
  • 2008年10月13日 20時38分 
  • [編集]

 

>くぼひさじさん

司馬氏のオランダ人の体格に関する文章は、やはり「街道をゆく」に書かれたものなんですね。
リンク先の頁も面白いですね。
女性のわたしが書くのもなんですが、リンク先の頁で「ぬほりん」さんが書かれていることは、オランダに渡航経験のある、身長180cmの知人も申していました。
でも、オランダにはアメリカやロシアのように極端に太った人は見かけませんでした。

オランダ人の体格の話は近日アップ予定の旅行レポに詳しく書きますね。
  • まやこ 
  • URL 
  • 2008年10月13日 22時43分 
  • [編集]

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まやこ

Author:まやこ
2月27日生まれのうお座・AB型

舞台や展覧会を観るのが好きで、仏蘭西と西洋史をこよなく愛する歴女です。(や○い・BLは好きではないので、腐女子ではないようです(笑)

2006年の元旦に「新選組!!土方歳三最期の一日」を見たのがきっかけで新選組副長、土方歳三のファンになり、幕末の世界に足を踏み入れ、全身どっぷり漬かっています。
土方歳三だけでなく、榎本釜次郎武揚、小栗上野介忠順、中島三郎助も贔屓にしています。
彼らの足跡を追って、山の奥や海の彼方にも行きました。

ブログのタイトルは仏蘭西語です。意味と由来はこちらをご覧ください。

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結婚に伴い、長年住んでいた武州多摩郡某村(甲州道中沿い)から武州久良岐郡(横浜市南部)に引っ越したが、2014年6月に夫の仕事の都合で台湾南部の高雄市に住むことになりました。

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