Le régiment H ─ル・レジマン・アッシュ─

台湾・高雄市から土方歳三と榎本武揚を想いつつ、幕末と江戸時代ににまつわる話題を書いています。

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2007年春から夏にかけて読んだ本

忘れないうちに、この春から夏にかけて読んだ本について書きます。
例によって「感想」ではなく、あくまで「覚え書」です。
また、幕末とは関係ない本も含まれています。
本の内容に少し触れていますので、この先はネタバレOKの方のみ読んでくださいませ。

『適塾の維新』(広瀬仁紀・著)
『土方歳三散華』(広瀬仁紀・著)
『榎本武揚から世界史が見える』(臼井隆一郎・著)
『オーストリア皇太子の日本日記』(フランツ・フェルディナンド)

『くろふね』
『歴史の中の新選組』
は別記事にて感想もしくは覚え書をアップしています。


『適塾の維新』(広瀬仁紀・著)
「福澤諭吉別伝」という副題がついてますが、彼が主人公ではなく、架空の適塾生二人の物語です。
適塾に行った後に読んだので、この目で見た適塾の様子を思い出しながら読みました。
適塾ライフはまるで、明治・大正時代の旧制高校(『摩利と新吾』の世界)のようで、塾長・福澤諭吉はハッキリ言って「バンカラ」なヤツです(笑)
そんな彼も緒方洪庵先生と奥様の八重さんの前ではおとなしいです。

でも、題名と内容が一致していないと思いました。
『適塾の維新』の題名から、幕末から明治にかけて適塾内で起こった話を期待していたら、実際は適塾出身の一医者が幕末を生き抜いた話なのですから。

『土方歳三散華』(広瀬仁紀・著)
久しぶりに京都時代の歳さんが主人公の小説を読んだので、かえって新鮮に感じられました。
広瀬氏の描く、人情に厚く、江戸(多摩)っ子口調で、女っ気のない歳さんは結構好みです
でも、同じ作者の『新選組風雲録』と比べると、内容が物足りなかったです。
もっとも『新選組風雲録』の方が『散華』より後に書かれたようですが…

『榎本武揚から世界史が見える』(臼井隆一郎・著)
この本を読んだら、榎本さんの後半生がわかるかもと読んでみましたが、正直言って期待外れでした。
筆者がドイツ・ヨーロッパ文化論が専門なせいか、幕末から明治にかけての日本とプロイセンとの関係について多くページが割かれていて、肝心な明治以降の榎本さんの動きはあまり書かれていませんでした。(一応榎本さんの年表は載っていましたが)
ただ、明治の外交史を従来とは違った角度で捉えているのは評価できます。

『オーストリア皇太子の日本日記』(フランツ・フェルディナンド)
オーストリア帝国皇太子、フランツ・フェルディナンドが明治26年(1893年)の夏に日本を訪れた時の記録です。
フランツ・フェルディナンドは皇帝フランツ・ヨーゼフ1世の甥にあたり、1889年に皇太子ルドルフが自殺した後、帝位継承者になります。
しかし、1913年にサラエボで暗殺され、これがきっかけで第一次世界大戦が勃発します。

フランツ・フェルディナンドは長崎に上陸したのを皮切りに少しずつ北上し、ヨーロッパとは全く異なる日本文化に触れ、堪能します。
ヨーロッパ人の目から見た、明治の日本はこんなにも美しいのかと思いました。

日本でこの方を出迎えた人の中に、松平容保がいます。
当時、容保公は日光東照宮で宮司をつとめていました。
フランツ・フェルディナンドは日本の歴史や事情に通じていて、日光東照宮で出会った宮司が、戊辰戦争で敗れた大大名だと記しています。

元々ハプスブルク家に興味があるわたしには、フランツ・フェルディナンドが乗ってきた軍艦の名前が「エリーザベト皇后号」であるとか、日本滞在中に皇帝の誕生日(8月18日)を迎え、エリーザベト皇后号の艦上で皇帝の誕生パーティーを行ったりするのがツボでした。

実は『憑神』の原作本も読みましたが、読了したばかりなので、改めて書きます。
今は『憑神』の参考資料にと図書館で借りた『図説江戸・大名と旗本の暮らし』を読んでいます。
興味が幕末だけでなく、江戸時代にも及んでいる今日この頃です。
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まやこ

Author:まやこ
2月27日生まれのうお座・AB型

舞台や展覧会を観るのが好きで、仏蘭西と西洋史をこよなく愛する歴女です。(や○い・BLは好きではないので、腐女子ではないようです(笑)

2006年の元旦に「新選組!!土方歳三最期の一日」を見たのがきっかけで新選組副長、土方歳三のファンになり、幕末の世界に足を踏み入れ、全身どっぷり漬かっています。
土方歳三だけでなく、榎本釜次郎武揚、小栗上野介忠順、中島三郎助も贔屓にしています。
彼らの足跡を追って、山の奥や海の彼方にも行きました。

ブログのタイトルは仏蘭西語です。意味と由来はこちらをご覧ください。

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結婚に伴い、長年住んでいた武州多摩郡某村(甲州道中沿い)から武州久良岐郡(横浜市南部)に引っ越したが、2014年6月に夫の仕事の都合で台湾南部の高雄市に住むことになりました。

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