Le régiment H ─ル・レジマン・アッシュ─

台湾・高雄市から土方歳三と榎本武揚を想いつつ、幕末と江戸時代ににまつわる話題を書いています。

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『憑神』覚え書

昨日、『憑神』を観てきました。
(お江戸の映画館(の大半)は水曜日がレディースデイなのです)

『憑神』は幕末が舞台で、しかも釜さん@榎本武揚が登場するというのに惹かれました。
この先は『憑神』の色々な意味で気になった点を書き留めた、実のない覚え書です。
ネタバレ大有りなので、未見の方はこの先を読まないでください。
なお、俳優の名前は敬称略です。(検索よけのため名前にスラッシュ入れています)



☆釜さんは彦四郎の幼馴染で、昌平黌の学友という設定です。
本編が始まって5分も経たないうちに登場しました!
オランダ帰りの洋装です。
…ということは、『憑神』の始まりは慶応2年(1866年)です。
『組!!』の釜さんはノーブルな雰囲気ですが、『憑神』の釜さんは江戸っ子してます。
この場面では釜さんは何人かと連れ立っていましたが(洋装・和装の人が交じってました)、面子がとても気になります(笑)
でも、釜さんを演じた俳優さんがメインキャストに名前が上がっていないのが残念でした。

☆釜さんは二度目は勝海舟と共に登場しますが、釜さんは勝さんに押され気味でした(苦笑)
勝さんを演じていたのは江/口/洋/介でしたが、わたしの目にはどうしても坂/本龍/馬にしか見えませんでした(爆)
勝さんが登場する映像作品はそれほど見ていませんが、わたしが見た中ではやはり「組!」の野/田/秀/樹演じる勝さんが、史実の勝さんに雰囲気が近いかもと思います。

☆主人公の彦四郎は代々将軍の影武者(笑)を務める御徒士の家の出ですが、かなりの貧乏暮らしで、橘家(「仁─JIN─」で主人公がはじめに居候する家)といい勝負です^^;
主人公の母親役の夏/木マリはノーメイクで演じたそうで、この方を見ているうちに、もし「仁─JIN─」が実写化されるなら、夏/木マリに栄さん(橘家の女主人)を演じてほしいと思いました。

☆『憑神』は、ただでさえ落ち目の主人公に「貧乏神」「疫病神」「死神」が取り付いてしまう話ですが、「貧乏神」「疫病神」には"宿替え"して(別の人に乗り換えて)もらったので、この神様からは逃れることができました。
でも、代わりに不幸になったのが彦四郎の縁者なので、彼らの不幸は彦四郎に影響を及ぼしています。
宿替えしても、完全には逃れることができない三巡稲荷の神様、恐るべし…ではなく、人生はそんなに甘くありません。

☆彦四郎は貧乏神と疫病神からは逃れても、死神からは逃れませんでした。
というより、死神と真摯に向き合います。
死神と出会って、彦四郎はこれまで宙ぶらりんだった自分が生きる意味を見つけます。
しかも、死神は彦四郎と接しているうちに、彼を好きになってしまい、彦四郎も死神に対してある種の愛情を抱きます。(死神は「おつや」という見かけはおかっぱ頭の童女です・笑)
これではまるで逆「エリザベート」だと思ってしまいました(苦笑)

☆死神@おつやちゃんが彦四郎に「慶喜って最低!」と言う場面があります。(鳥羽・伏見の戦いの後、慶喜が開陽丸で江戸にこっそり逃げ帰った辺りです)
大河ドラマなどで慶喜に好印象を持っている人がこの台詞を聞いたらきっと吃驚するでしょう。
でも、佐幕派になってから、かえって慶喜に対する印象が悪くなったので(苦笑)、おつやちゃんの台詞に納得してしまいました^^;
ちなみに江戸に帰還した開陽丸がちらりと登場します。これだけでも開陽丸好きのわたしは萌えました(笑)

☆この後、おつやちゃんが、彦四郎、小文吾、甚平の前に現われて「慶喜が…云々」と言う場面がありますが、三人とも(彦四郎ですら)慶喜が誰なのか見当がつきません。
今でこそ、一般人も徳川家の将軍の名前を呼び捨てにしていますが、昔は幕臣や庶民が将軍を名前で呼ぶことはめったになかったんでしょうね。
呼ぶとしたら「上様」「公方様」「大樹公」でしょうか。

☆彰義隊の上野戦争の様子がかなりリアルに描かれてて、意外でした。
黒門を守る彰義隊を見て、「円通寺に黒門を見に行ってないな…」と思ったりしました。
アームストロング砲の前には彰義隊は一たまりもなかったのですね…

☆今年になって映画は『長州ファイブ』、『あかね空』、そして『憑神』と江戸時代が舞台のものを見てきましたが、その中で『憑神』が一番江戸情緒を感じました。
『長州ファイブ』には日本の街並みが登場しないのでこれは除外して、『あかね空』との比較になりますが…
『あかね空』の映像も丁寧に作られていますが、『憑神』と比べると映像に深みがなく、ペラペラに見えます。(これでも『あかね空』の主役の俳優のファンです^^;)
その点『憑神』の映像は光と影のコントラストが絶妙で、作り込んであるのに仰々しさがなく、それでいてリアルなのです。
さすが「時代劇の東映」が制作した映画だと思いました。
(アニメ以外で東映映画を映画館で見たのは初めてかも…)

☆『憑神』は幕末を知っている方が小ネタを楽しめますが、知らなくてもそれなりに楽しめる作品だと思いました。
なので、毎日1000円で映画を見られる母に見るよう勧めました。

☆思いつくまま書いていたら、長くなってしまいました。
気になる俳優さんのことも後から追記します。
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まやこ

Author:まやこ
2月27日生まれのうお座・AB型

舞台や展覧会を観るのが好きで、仏蘭西と西洋史をこよなく愛する歴女です。(や○い・BLは好きではないので、腐女子ではないようです(笑)

2006年の元旦に「新選組!!土方歳三最期の一日」を見たのがきっかけで新選組副長、土方歳三のファンになり、幕末の世界に足を踏み入れ、全身どっぷり漬かっています。
土方歳三だけでなく、榎本釜次郎武揚、小栗上野介忠順、中島三郎助も贔屓にしています。
彼らの足跡を追って、山の奥や海の彼方にも行きました。

ブログのタイトルは仏蘭西語です。意味と由来はこちらをご覧ください。

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結婚に伴い、長年住んでいた武州多摩郡某村(甲州道中沿い)から武州久良岐郡(横浜市南部)に引っ越したが、2014年6月に夫の仕事の都合で台湾南部の高雄市に住むことになりました。

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